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墓じまいの費用は50~150万円!安く抑える方法と注意点

墓じまい

墓じまいは今、時代とともに増えつつあります。

少子化や核家族化などで、お墓を守って行く人がいなかったり、お墓と家が遠く離れていてお墓参りができない。お墓の管理が面倒。子供に迷惑をかけたくない。などの理由からです。

実際墓じまいをして満足した人は80%を上回っています。

墓じまいをしようかと考えたけれど、何にどれくらいかかるの?

今回は墓じまいの費用と注意点について詳しく書いてみました。

土地や寺院、墓苑や改葬先などによりかなり変わってくるので、ぜひこの記事を読んで参考にしていただければと思います。

墓じまいの費用は50~150万円

墓じまいの流れと相場

墓じまいの大まかな流れは

  1. 親族に相談
  2. 今あるお墓の管理者に相談
  3. 業者を決める
  4. 改葬先を決める
  5. 行政手続きをする
  6. 魂を抜きをする
  7. 墓石を撤去し管理者に返還する
  8. 新しい納骨先に納骨する

こんな感じです。

では、いつどのくらい費用がかかるのか流れに沿いながら注意点とともに見ていきたいと思います。

1 親族に相談

親族に相談は0円です。

ですが、これはのちのちのトラブルにもなりかねない、かなり大事なことですので、しっかり話し合って決めてください。

お墓は家族や親族の象徴としての意味合いをもっていたり、思い入れがあったりします。

先祖から受け継いだものは守っていかなければならないという考えの方もおられます。

この先管理する人がいない。このままでは無縁仏・無縁墓になってしまう。などしっかり話し合って決めましょう。

2 今あるお墓の管理者に相談

管理者に相談も0円です。

ですが、ここはちょっと注意が必要。

お墓の管理者が寺院の場合。墓じまいをするということは、離檀するかしないかに関わってきます。

墓じまいをして、同じ寺院に合祀、永代供養などをされる場合はいいのですが、別のところへ改葬する場合、離檀しなくてはなりません。

今までお世話になった感謝の気持ちを離檀料として渡します。10万円~20万円

相場としては10~20万円なのですが、地域や寺院によって数百万など請求される場合があります。

ですが、離檀料を支払わなくてはならないという契約書がないのであれば高額な分は支払う義務はありません。

今のお墓の管理者にはお墓を撤去するときにいる行政手続きのときに署名・捺印をもらわなければならなかったり、魂抜きをお願いしなくてはなりません。

ここで揉めたくはないですね。

どうしても折り合いがつかない場合は自治体や弁護士に相談するのですが、

もしも揉めたときに個人で解決するには難しいと思うので、離檀の相談を変わりにしてもらえる代行業者にお願いするのがいいです。

代行業者に離檀代行をお願いすると離檀料はありません。離檀代行料を代行業者に支払います。

離檀代行も、サポートしてもらうものとすべておまかせするものがあり、

離檀代行料は5~15万です。

そしてもう一つ、お寺や霊園と提携している石材店がないか聞いておきましょう。

3 業者を決める

お寺や霊園と提携している石材店があればそちらにお願いすることになります(指定業者の場合は50~80万円)が、ない場合は20~50万円です。

墓じまいの合意が得られたら、墓石を撤去し、更地にしてもらう業者を決めなくてはなりません。

調べるとたくさんの業者が出てきます。

今のお墓の近く業者や全国どこでもという業者もあります。

近くの業者にお願いするのもいいと思います。

ただ、いろんな業者があります。

墓石を撤去したあと墓石の運搬費用や、お骨の埋葬が別料金で追加費用を請求してくる業者もあります。業者によって違うので、事前に確認しておきましょう。

墓石の解体料金の大体の相場は1㎡あたり8~10万円です。その他、土台の解体、遺骨の取り出し、石の回収処分費などがかかります。墓石の重さやお墓の大きさ、お墓の場所(重機が入りにくいところや、山奥や離島など)によって変わってきます。

悪徳な業者もありますので、「他社より値引きします」など、はじめに高い値段を言ってきて、大幅に値下げするような業者は要注意です。

墓石は産業廃棄物になりますので、あまりにも安い業者はもしかして不法投棄をしているかも知れません。廃棄物の流れを把握するための伝票【マニフェスト】を確認しておきましょう。

4 改葬先を決める

業者を決めたら、今度はご遺骨の改葬先を決めましょう。

改葬先によって費用はかなり違ってきます。

納骨堂  50~100万円

散骨  5~30万円

樹木葬  50~100万円

霊園・墓地  200~300万円 (新しくお墓を建てる場合)

手元供養  0円

永代供養  30~100万円

大体の金額はこんな感じですが、それぞれ、いろんな種類があります。

納骨堂でしたら、仏壇型やロッカー式など。

散骨なら、海や山、樹木葬なら里山型や公園型、ガーデニング型などがあります。

永代供養も個別にするのか、集合、合祀などがあり、手元供養もペンダントにしたり、一部だけで、残りを別で供養したり(分骨)・・・選ぶものによって金額が違ってきます。

改葬先をどこにするか、どんな方法にするかによっては、かなり費用を抑える事ができます。

ですが、費用だけを考えるのではなく、墓じまい後のことも考えてよく相談し、決めましょう。

墓じまい後、誰もが気軽に故人を偲ぶ場所がなくなってしまったり、遺骨を取り出せない、個別のお参りができない、代々のお墓というシンボルがなくなることの虚無感などに襲われないとも限りません。

どの方法も一長一短があります。どの方法が故人が喜び、その後のわたしたち遺族にとって良いものかどうかよく考えて決めましょう。

5 行政手続きをする

法律により改葬するには行政手続きが必要です。

「受入証明書」または「永代使用許可証」は、移転先墓地の管理者に発行してもらいます。0~1500円。

「改葬許可申請書」は今ある墓地の市区町村でほとんどは無料でもらえます。

インターネットでダウンロードできたりもします。

が、手数料がいる市区町村もあります。0~300円。

「埋葬証明書」は、今ある墓地の管理者に発行してもらいますが、「改葬許可申請書」に埋葬していることを証明という欄がある場合はその蘭に署名・捺印してもらうことで、必要がなくなります。

管理者と改葬申請者の人が異なるときは、現在の墓地や霊園の管理者から「改葬承諾書」を発行してもらいます。0~1000円。

管理者と改葬申請者の人が同じ場合は必要ありません。

分骨する場合は「分骨証明書」を今ある墓地の管理者に発行してもらいます。0~1000円。

「受入証明書」または「永代使用許可証」、「改葬許可申請書」、「埋葬証明書」、管理者と改葬申請者が異なるときは「改葬承諾書」を今ある墓地の市区町村に提出して「改葬許可証」をもらいます。300~1000円。

「分骨証明書」は、失くさないように大切に保管しておいてください。

分骨したご遺骨がその個人のものであるということを証明する大切な書類となります。

その他、「改葬許可証」をもらうときに、身分証明書も必要になります。

6 魂抜きをする。

お墓や仏壇には故人の魂が宿っていると言われています。

魂抜きは墓石に宿った故人の魂を抜いて、何もないただの石にしてもらう供養の儀式になります。

お性根抜き(おしょうねぬき)、閉眼供養(へいがんくよう)とも言われます。

魂抜きの前にはお墓をきれいに掃除しておきます。

お坊さんに来ていただき、魂抜きの読経をしてもらいます。3~5万円。

来ていただくので、お車代も必要になります。距離にもよりますが、5,000~1万円。

家族だけで行うことが多いようですが、親戚や墓参りに来てくれていた人を呼んで、その後会食をする場合は(会食はしなくてもよい)1,000~2,000円ほどの昼食を用意しましょう。

お坊さんが同席しない場合はお膳料が必要です。5,000~1万円。

その他、お花1対、お供え物、線香、ろうそく、数珠などが必要です。数千円。

水引のないお布施袋にお布施、お車代、お膳料と別々に用意します。

お布施を渡すタイミングはお坊さんが帰られる前に渡します。このときに感謝の気持ちも忘れず伝えましょう。

魂抜きをするときの服装は喪服か黒やグレーの落ち着いた服装で。

魂抜きはしておかないと業者が墓石を撤去してくれないこともあります。

決まったお寺がない場合、お坊さんを派遣してもらえる業者もありますので、相談してみましょう。

7 墓石を撤去し、管理者に返還する。

魂抜きが終わるとお墓からご遺骨を取り出します。「改葬許可証」を発行してもらっているので取り出すことは可能なんですが、大きな石を動かしたりすることもあり、決めておいた業者にお願いして取り出してもらうようにしましょう。

遺骨の取り出しで2~5万円かかることもあります。業者を決めるときに聞いておきましょう。

ここは業者にお願いすることになりますが、更地にして返還するときにきれいに整地されているかチェックしておきましょう。

墓石だけを撤去して基礎の部分を解体せずに埋めていたとあとから管理者から連絡があったこともあったそうです。

そうなるとまた基礎の部分を解体する費用がかかることになります。

業者選びは大切です。必ず何件かから見積もりをとり、安いだけで判断しないようにしましょう。

8 新しい納骨先に納骨する

新しい納骨先に納骨する場合、「改葬許可証」を納骨先の管理者に渡します。印鑑もいるので忘れないように持っていってください。

どこに納骨するかにもよるのですが、納骨先が墓地や墓苑、お寺などですと納骨式と一緒に「開眼供養(かいげんくよう)」が必要になります。

「開眼供養」は「お魂入れ」、「お根性入れ」ということもあります。

浄土真宗の場合は「開眼供養」ではなく、「入仏式」になります。

開眼供養はお墓や仏壇、位牌などを新しくされた場合にお坊さんに読経をしてもらいます。

お墓を撤去するときに魂抜き(閉眼供養)をしました。今度は仏の魂を迎え入れて、何もないものから手を合わせて供養できるものにするための供養の儀式をします。

開眼供養が必要なのかどうかは、納骨先に聞きましょう。しなくてもいいところもあります。

開眼供養をする場合は、閉眼供養と同様で、お坊さんにお布施とお車代、お膳料。その他、お花やお供え物代が必要になります。3~10万円。

納骨式のみでも同じように3~10万円ほど必要になります。

開眼供養と納骨式を一緒にした場合も3~10万円で大丈夫です。

その他、納骨式、開眼供養に参列者がいる場合は引き出物を用意します。3,000~5,000円。

まとめ

いかかでしたか?

何にどれくらいかかるのか、注意点とともに書いてきました。

まとめとしては、やっぱり安くない!ですね。。。

そして、ちょっと面倒くさそう、ややこしそう。ですかね???

ですが、何もしないままでいると、無縁仏、無縁墓になってしまいます。

自分のご先祖がちゃんと供養してもらえないのは悲しいですよね。

そうならないためにもきちんとお墓を管理し、供養してもらえるように墓じまいは考えていかないといけない。

では、それらをもっとも簡単に、できる方法を教えます。

それは、信頼できる業者を選び、すべておまかせすることです。

さいごに

墓じまいは何度もするものではないので、わからないこともたくさんあります。

それに、宗派などにより供養の仕方なども違います。

実際に個人でやろうと思うと大変です。

そこで頼りになるのが、業者です。プロに任せてしまいましょう!

お墓の撤去だけでなく、離檀代行をしてもらえたり、新しい納骨先を探してもらえたり、行政手続きをしてもらえたりする業者もあります。

個人でするよりも、業者に入ってもらい、代行料として支払ったほうが、結果的に費用を抑えることができることが多いです。

例えば、離檀代行をお願いすれば、離檀料ではなく代行料を払うのみになるので、高額な離檀料を請求されたり、難しい離檀交渉などもしなくてもいいです。

業者選びは重要です。

業者選びは重要です。悪徳な業者にお願いしないように、必ず何件かから見積もりを必ずとって決めてください。

業者選びのポイントとしては、高すぎず安すぎず、何を相談してもしっかりと答えてくれる業者がいいです。

いろんな料金のプランなどもあるので、いろいろ見比べて決めるのがいいですね。

はじめにも書きましたが、墓じまいをした80%以上の人たちがやってよかったと答えています。

墓じまいをしようかな?と思ったらとりあえず見積もりをとってみましょう。

そして、ゆっくり考えて相談して決めてくださいね。

相談や見積もりは無料なので、何件かピックアップして相談したりして、見積もりをとって決めるのが大事です。

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